​ムーブ

 ムーブ(動き・技術)は「ダイナミックムーブ」と「スタティックムーブ」に分かれる。ダイナミックムーブはその名の通り動きは大きく、時にはジャンプする事もある。派手さがありカッコいいが、失敗した時は体が大きく振られ落ちてしまう事も。スタティックムーブは体幹や身体張力、骨格などを上手く使い安定させながらジワジワと動く。派手さこそないが安定して動く事ができる。この対極である2種類のムーブには実は密接な関係があり、どちらか一方に特化すればいいという物でもない。しかし、多くの人はどちらかが得意であり不得意になる。私個人はクライミングを極めたわけではないが、私は「スタティックの先にダイナミックがある」っと考えトレーニングするようにしている。
​ダイアゴナル

 ムーブの基本であるダイアゴナル(対角)は左右の膝の向きを揃え足を張ることで姿勢を安定させる。カカトの回転力を膝、腰、胸、頭と滞りなく伝えることでより安定した動きとなる。初心者が一番初めに覚えるべき動きだが一番奥が深い。

【右手を出すときは右足が軸】

【左手を出すときは左足が軸】

​アウトサイドフラッキング

 逆足(軸足とは逆)でホールドに乗り、軸足を逆足の後方より蹴り出す。(左手を出すときに右足でホールドに乗り、左足は右足の後方から外に蹴り出す。)

​横方向の動きに強い。逆足はやや高めで体より外側にすると安定しやすい。 

​インサイドフラッキング

 アウトサイドフラッキングと同じ足さばきだが、軸足を体の前から蹴り出す。このとき蹴り出した足をしっかりとスメアリングする事で安定する。足置きはアウトサイドフラッキングとは違い、ホールドを持つ手の真下に近い方が安定し、上方向の動きに強い。 

​ドロップニー(キョン)
 ダイアゴナルに似ているが後ろ足の膝を下げる事で体が壁に吸い付くため、姿勢が安定する。スタティックな動きになるため安定感は高いが、解除する瞬間がバランスが崩れる。 
​ハイステップ
 股下よりも高い位置に足を置く。身長の低い人が習得する事でリーチ差が出にくくなる。手に足と組み合わせる事が多い。 
​手に足
 手で持っているホールドに足を掛ける。手の内側から通すか外側から通すかでバランスが変わる。ハイステップになる事が多い。 
​ランジ(ダイノ)
 ジャンプしてホールドを取る。両手を離し一瞬体全てが壁から離れる場合も。ホールドを取り損ねると当たり前のように落下するが、その際体をコントロールできないので、周りに人がいないかを必ず確認する事。 
​サイファー
 使う事が滅多にないレアなムーブ。例として左手を出す時に左足を振り子にし、その反動でランジなどを繰り出す。 
​キャンパシング
 足を使わずに手だけで登る。主にトレーニングで用いられるが、クライミングで使用することもある。力も必要だが体の使い方が肝心。 
足技
 クライミングで一番大切な足置き。​どんなに腕力があっても足置きが疎かであれば自慢のパワーは発揮されないし、逆に非力でも足置きが正しければ力の差をカバーする事もできる。単に足置きといっても様々なテクニックがあるが重要で一般的なものを集めたので参考になればと思います。
​ヒールフック
カカトを乗せて体を引き上げたりバランスをとる。 
トゥフック
つま先をホールドに引っ掛ける事で体を安定させるテクニック。 
​足ピンチ
両足でホールドを挟み込み安定させるテクニック。カカトとつま先でも良い。 
​ダブルトゥフック
両足のつま先でトゥフック。あまり使用することはないが、できたらカッコいい 
​ニーバー
足と膝で突っ張り体を固定。上手く決まれば両手が離せることも。主にレスト(休憩)で使用する事が多い。 
​スメアリング
足をホールドに乗せず壁を抑える事で安定させるテクニック。多用するので必須テクニックと言える。 
​まだまだ沢山あるのでゆっくり更新していきます。